職業能力開発総合大学校の就職状況を徹底解説！イメージと違う

志望大を決める時に一つのポイントとなるのは卒業生の就職状況ですよね。

でも就職に強い大学って、単に就職率が高いだけではありません。

• 将来的に自分が目指す業界や職種に適した教育カリキュラムがあるかどうか
• 企業との連携やインターンシップなどの実践的な学びがあるかどうか
• 就職支援の体制が充実しているかどうか

上記のような、様々な要素が絡み合っています。

今回は、職業能力開発総合大学校の特徴、卒業生の就職先、業種、学校側のサポート体制について詳しく紹介します。

この記事を読めば、職業能力開発総合大学校の就職についての不安、卒業後の未来が描けます。

職業能力開発総合大学校の就職時に有利な特徴　3選

カリキュラムを占める実習、実技の割合が多い

職業能力開発総合大学校の特徴は何と言っても、実習、実技のカリキュラムが多いことです。

そのため、実は学生たちは知らずに入学から、就職活動で企業から魅力的に見える技術や知識を身につけていってます。

しかも少人数制のため、絶対に実技はやらないと終わらないスパルタ仕様。

一般的な工業大学は、実習、実技の割合が少ないので、もはやここだけでもすでに差別化できます。

教授たちからの指導が本格的

職業能力開発総合大学校は、職業訓練指導員を養成する目的を持っています。

なので職員は職業訓練指導員や業界経験豊富な講師陣が豊富です。

職業に関わるプロたちから教育を直接受けることにより、就職活動でのアピールポイントになります。

卒業時には国家資格を持っている

職業能力開発総合大学校を卒業すると得られる資格は主に2種類あります。

• 技術士補
• 職業訓練指導員の資格

この2種類以外にも在学中に学習すれば、他の専門資格にも挑戦することも可能なため、就職の時に役立つこと間違い無しです。

詳しい職業能力開発総合大学校の情報はこちらをご覧ください。

職業能力開発総合大学校の就職状況

就職率の実績

職業能力開発総合大学校の就職率は、４つの専攻とも7年連続 実就職率100% を達成。

その理由は有効求人倍率の高さです。

2022年3月の有効求人倍率は5.9倍と職業大生に企業が期待しているのが伺えます。

職業能力開発総合大学校の就職先は主に職業訓練指導員と民間企業への2種類に分かれています。

職業訓練指導員（テクノインストラクター）として国や都道府県の地方公務員

卒業生の約4割が職業訓練指導員（テクノインストラクター）になっています。

職業訓練指導員（テクノインストラクター）とは若年者や求職者に仕事に直結した技術を教える先生のこと。

基本的には以下の行政や団体に所属します。

職業訓練指導員の詳しい内容はこちらをご覧ください。

即戦力エンジニアとして、民間企業へ就職

卒業生の約6割は民間企業に就職します。

特徴としては、多くの学生が、少ないエントリーで志望度の高い企業に就職している状況。

卒業生たちが就職先で実力を発揮していることから、企業からも高い評価を得ており、学生たちは優良企業への就職が期待できます。

実際の職種にもメリットがある

就職先一覧で企業は分かったけど、実際の職種も不安ですよね。

こちらでは職種について具体的に紹介していきます。

技術系の分野で活躍している

実際の就職先でも分かるように、職種は生産技術の分野で活躍する学生が多いです。

それは職業能力開発総合大学校のカリキュラムにマネジメントについて学ぶ授業もあり、自然とリーダーシップも身についた職業大生の活躍に企業が期待しているからです。

しかも生産技術の分野に進む学生は、後々に経営者として出世する確率が高いとのこと。

幅広い知識と技術に加えて、リーダーシップとマネジメント力が早い段階で身についているのは会社では大きな強みになります。

さらに、生産技術はコスト管理のスキルまで習得できてしまうため、気づいたら経営の知識も付きます。

生産技術の分野は将来を考えれば無限の可能性を秘めていると言えますね。

また卒業生には経営者になった有名人もいるため、実績もありますよ。

技術職と技能職の違い

技術系の仕事なんてあまり聞き馴染みがないかもしれませんが、勘違いしやすいため技術職と技能職を説明します。

まず技術職とは、研究開発や設計、生産技術などを含むような、専門知識を求められる職種です。

そして技能職とは、生産現場で専門技能を駆使して実際に作業する人達です。

技術職と技能職、どちらが偉いという事は無いのですが、

技術職は企業の中枢を支える役割を担う重要なポジションです。

職業能力開発総合大学校の就職支援

就職に強みのある職業能力開発総合大学校は学校のサポートも豊富です。

こちらでは職業能力開発総合大学校のサポートについて具体的に紹介していきます。

就職ガイダンスが開催されるので就活に迷わない

職業能力開発総合大学校の就職支援は、授業時間に学校側がしっかり就職ガイダンスを行います。

開催時期はもちろん、本格的な就職活動が始まる前です。

基本的なビジネスマナーや面接対策から、職種や業界に応じた内容まで幅広く学ぶことができます。

また、カリキュラムも、就職活動の期間に配慮する工夫がされています。

さらに就職活動のスケジュール、自己分析に特化した「職業手帳」とオリジナルの「ガイドブック」が貰えます。

教員が豊富なため、就職時に相談しやすい

職業能力開発総合大学校には実は教員が100名以上在籍しています。

そのため学生一人あたりに対して多いので、教員たちはとても親身になって就職相談にのってくれます。

またクラス制を採用しているため、担任のフォローも手厚いです。

学校が企業を招いて説明会を開いてくれる

職業能力開発総合大学校では毎年3月に学内合同企業説明会が開催されています。

約40社と多くの企業が参加しており、職業大生の採用に積極的です。

また職業大生しかいないため企業とじっくり会話でき、顔を覚えてもらいやすいのは有利。

まとめ

職業能力開発総合大学校は技術系の就職先に強い大学でした。

以下のような特徴があるため、進学後の不安は少なくなったのではないでしょうか。

さらに職業能力開発総合大学校は偏差値や倍率も低いため、進学先として検討してみることをおすすめします。